回答スパンが「スパン証拠金」について、あなたの様々な疑問にお答えします!

委託者向けQ&A

システム関連Q&A



委託者向けQ&A

Q1. SPAN®って何ですか?

SPAN®(The Standard Portfolio Analysis of Riskの略)は、シカゴマーカンタイル取引所(CME)が開発したリスク対応型の先物・オプション取引に係る証拠金計算システム。JCCHでは、2011年1月4日より採用しました。世界の主要取引所で採用されており、まさにグローバル・スタンダードと言えます。

Q2. SPAN®を採用した目的は?

日本の商品先物取引市場の証拠金計算は、従来、独自の制度で行われてきましたが、内外の証拠金制度との整合化を図り、商品先物取引の信頼性向上と、投資家の皆様にとっての簡明性と利便性の向上を目的とし、証拠金の分野において国際標準となっているSPAN®に準拠する形で制度を構築しました。

Q3. 証拠金額はどのように計算されるのですか?

証拠金額はSPAN®により計算されます。SPAN®とは、商品ごとに個別に証拠金額を計算するのではなく、保有するポートフォリオ(建玉状況)全体から生じるリスクに応じて証拠金額を計算する方法のことです。

SPAN証拠金額の計算方法につきましては、「SPAN®をベースとした証拠金制度 早わかりガイド」の計算例並びに「SPAN®とは」の「SPAN®計算プロセス」をご参照下さい。

Q4. ミニ商品の証拠金額はどのように計算するのですか?

ミニ商品と標準品の証拠金額の計算方法は同様ですが、標準品のSPANパラメータに標準品とミニ商品の取引単位を調整するデルタ・スケーリング係数を乗じた数値が設定されます。

例:金(標準)の取引単位が1000、金(ミニ)の取引単位が100の場合、金(標準)のデルタ・スケーリング係数は「1」、金(ミニ)のデルタ・スケーリング係数は「0.1」となります。
 よって、金グループに係るPSRが90,000の場合、金(標準)のPSRは90,000×1=90,000、金(ミニ)のPSRは90,000×0.1=9,000となります。

Q5. 標準品とミニ商品のネッティングはできますか?

同一グループ内の標準品とミニ商品について、同一限月及び異限月でのネッティング(相殺)も可能です。
ただし、ポジションの持ち方(ポートフォリオ)によって、証拠金の額は異なります。

Q6. オプション取引の証拠金額はどのように計算するのですか?

オプション取引の買い建玉のみ保有している場合には、プレミアム代金のみで証拠金は必要ありません。オプション取引で売り建玉を保有している場合には、証拠金が必要となります。実際の証拠金額の計算方法は、SPAN®で計算したSPAN証拠金額からネット・オプション価値の総額を引いた額となります。

ネット・オプション価値の総額は、買オプション価値の総額から売オプション価値の総額を差し引いた額です。

Q7. 納会月割増額はどのように計算するのですか?

納会月割増額の計算方法は、「SPAN®とは」の「SPAN®計算プロセス(3)納会月割増額」に計算例を掲載しておりますのでご参照下さい。

Q8. プライス・スキャンレンジ等SPANパラメータの公表方法と時期はいつですか?

SPANパラメータは、原則として毎月第1営業日から15日(15日が営業日でない場合は前営業日)を「上期」、16日(16日が営業日でない場合は翌営業日)から月末最終営業日までを「下期」として適用し、適用開始日の6営業日前を基準日として毎月2回見直しを行い、その翌営業日に公表します。

また、SPANパラメータには定期的に見直さない項目もあります。SPANパラメータの詳細については、「SPANパラメータの取扱いについて」に記載しておりますのでご参照下さい。

Q9.SPANパラメータを臨時に見直すことはありますか?

市場の状況が急変した場合等で当社が特に必要と認めるときは、臨時にSPANパラメータの見直しを行い、SPANパラメータの全部又は一部を変更いたします。

適用は見直し日の翌々営業日からとなります。詳細については、「SPANパラメータの取扱いについて」に記載しておりますのでご参照下さい。

Q10.取引時間中に証拠金所要額を計算することはできますか?

正確な証拠金所要額を取引時間中に計算することはできませんが、前営業日付のSPANリスク・パラメータ・ファイルを用いて、PC-SPAN®を利用し証拠金所要額を試算することができます。

 

(注)正確な証拠金所要額を計算するには、当日の取引終了後に当社が作成するSPANリスク・パラメータ・ファイル(ファイナルファイル)及びPC-SPAN®を用いる必要があります。

Q11.委託者が自分で証拠金所要額を計算することはできますか?

PC-SPAN®にSPANリスク・パラメータ・ファイルを読込み、ご自身の建玉を入力することにより、委託者でSPAN®に基づく証拠金所要額を計算することができます。

※SPANリスク・パラメータ・ファイルは、当社又はCMEグループのサイトに掲載して
おります。

 

(注)証拠金所要額は当社が定める最低水準の額であり、商品先物取引業者からはこれを超える額の証拠金の差入れを求められる場合があります。

 

 

システム向けQ&A

「SPAN®システムの導入、ご利用に関して当社に寄せられた主なご質問と回答集(FAQ)です。内容は随時更新しておりますので、お問い合わせの前にご参照下さい。

PC-SPAN®について

Q1. PC-SPAN®の入手方法を教えて下さい。

CMEサイトに登録することで取得が可能です。詳細につきましては、開発元であるCMEグループにお問い合わせください。

Q2. PC-SPAN®の使用方法を教えて下さい。

PC-SPAN®の使用方法については、「PC-SPAN®Ver.4操作マニュアル」にて説明しておりますのでご参照下さい。

 

SPANリスク・パラメータ・ファイルについて

Q1. SPANリスク・パラメータ・ファイルの仕様を教えて下さい。

SPANリスク・パラメータ・ファイルの仕様は「SPANリスク・パラメータ・ファイル仕様書」にて説明しておりますのでご参照下さい。

Q2.SPANリスク・パラメータ・ファイルの「アーリーファイル」と「ファイナルファイル」の違いは何ですか?

「アーリーファイル」と「ファイナルファイル」の違いは、基本的にレコードタイプ0に記載される項目のみです。

 

(注)ただし、帳入価格等に誤りがあった場合等では、その内容が変更されることがあります。
当社では、「ファイナルファイル」を正式なSPANリスク・パラメータ・ファイルとしています。

Q3.SPANリスク・パラメータ・ファイルの配布時間はいつですか?

「アーリーファイル」及び「ファイナルファイル」の配布の時限は17:00としておりますが、通常は15:50頃を予定しています。